「繊細さん」ともいわれるハイリーセンシティブパーソン・HSPの特性をもつ人は、部屋が散らかったままになりがちなことで悩む例も少なくありません。
HSPさんが片付け苦手といわれる理由と、簡単に実践できる対処法についての話題です。
HSPさんの部屋が「片づけられない」「汚い」と悩みがちな理由
HSPの人は普段通りの生活だけで疲れる
HSPか否かに関わらず、人は、長く過ごす環境の影響を大きく受けるものですが、HSPの人は特に、「刺激に敏感」という特性をもつことで知られています。
つまり、自分が置かれた環境のなかから、自分でも無意識のうちに多くの情報を取り込み深く処理しているということ。
そのため、何気ない行動でも想定以上の時間がかかってしまう場合も少なくありません。
選択肢が多いほど、そのなかからベストと思える決定を選びとるのはエネルギーを要するもの
ですが、HSPの人は、一般的にはスルーされるような物事や情報にも気づく傾向がありますから、 意識に入ってくる選択肢が一般的な数量よりも莫大になりやすいのです。
たとえば、人が集まる場で「プリント一枚の資料をサラっと読む」ことを求められる状況でも、
その資料を渡してくれた人の表情や態度が過剰に意識に入ってきてしまうとか。
HSPの人は日常生活を普通に過ごすだけで「疲れやすい」と悩むケースが多いのも納得ですね。
HSPさんが部屋の片付けを苦手と感じる理由
HSPは、疲れる。それは本当に事実だと感じます。
(私も当事者です)
普段通りの毎日の生活だけでグッタリと疲れてしまうため、自宅の片付けまで手が回らないまま部屋が汚くなってしまうことも。
日々の疲れという理由に加えて、HSPさん特有の、
自分でも無意識のうちに多くの情報を取り込み深く処理する
という傾向から、
-「処分していいもの」を決めるとき
-家具や物の、自分にとって心地良い配置決め
などに長く時間がかかって消耗し、片付けが進まない・終わらないままになってしまうことも。
とはいえ、刺激に敏感なHSPさんにとって雑然とした部屋で過ごす状況は、更なる疲れやストレスを増大させてしまうことになります。
自宅でリラックスできるために、お部屋をすっきり見せる簡単なコツについて以下で紹介します♪
HSPさんがリラックスできる部屋づくり・簡単なコツ
色合いをできるだけ統一する
目に入ってくる色の数が多いとゴチャゴチャした印象になります。
HSPさんにとっては疲れを感じやすい環境になりますから、ゆったりとリラックスしたい自宅のお部屋は、
-できるだけ色に統一感をもたせる
-見えている色の数を減らす
という意識で整えると良いでしょう。
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効率よく収納できるグッズを活用
出しっぱなしにして雑然としやすい小物類は、しまい場所を確保しておくようにしましょう。
使いやすいサイズの収納ボックスやストレージバッグを上手に使うのも有効です。
部屋の片隅に何気なく置いて気にならないシンプルなものがおすすめ。
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いったん隠しておきたい場所は目隠し布が便利
なかなか片づけられないまま、どうしてもゴチャついてしまうところは、
目隠し布や小さめサイズのカーテン、マルチカバー等でいったん覆っておいて。
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体力・気力に余裕があるとき、もう使わないものを見極めて、ゆったりと『手放し』てみるのもおすすめです。
HSPさんの部屋作り秘訣・おわりに
どうしても散らかりがちなとき、考える必要があるのは
適量以上のものを所有していないか?
つまり、
自分の持ち物の数や量が、管理できる範囲を超えていないか?
というポイントです。
とはいえ、明らかな不用品なら処分しやすいものの、まだ使えるものを「手放す」決意をするタイミングは
心が元気なときのほうが取り組みやすいでしょう。
疲れや不安が大きくあるときは良い判断がしにくいですし、そのような状態で無理に片づけた部屋は、心からくつろげる空間にはなりにくいもの。
おすすめなのは、
「私は大切な存在」だから、「快適なスペースで過ごす」ことが自然なこと♪
といった『心のあり方』です。
気楽に、できることを一つずつ進めていきましょう。
私も、そのように心掛けるようにしてから、快適スペースが着実に広がっている実感があります
( ˘͈ ᵕ ˘͈ )♡