もう赤ちゃんじゃないのに、何もかも親まかせ。子供が家の手伝いを全然しようとしない!となると、
「少しは自分でやって!」とイライラする思いも。
今回は、子供が家事を手伝うことのメリットや、上手に続けるためのコツについての話題です。
子供が家の手伝いをしない!とイライラする前のヒント
いつ頃から、何のために手伝いを学ばせる?
子供が少しずつ家事の手伝いに参加できるよう促すなら、園に通い始める年頃(4歳前後)には意識して良いタイミングだと言えます。
とはいえ、その時期のお母さんは、仕事に復帰したてだったり色々な人間関係で役割を抱えて慌ただしいことも。
もう小学生になっていても、小さな・簡単なことから気軽に始めていきましょう。
子供が初めて挑戦するお手伝いの種類の例・幼児編
たとえば、洗濯をするとき子供も一緒に洗濯機のところへ行く→洗濯の準備ができたら、「スタート」ボタンを押す役割を子供に任せる
といった手伝いは、簡単に始められて子供も喜んで参加できるはず。
同じように、炊飯器のスイッチやレンジの「スタート」ボタンなど、お手伝いの幅を広げていくことで、
家族のメンバーとして家族のための仕事に参加・貢献している自覚と自信が育ちます。
小学生になったのに「手伝おうとしない!」という場合も
子供の家事への参加度を少しずつ増やし、基本的な生活スキルを学ぶ機会は、探すとたくさん見つかるでしょう。
ゴミ出しの日のゴミの分別や、収集場所まで一緒に持っていく(覚えたらゴミ出しをまかせる)
なども、子供が取り組みやすい家事の例です。
家事の手伝いを子供が楽しく上手に続けるための秘訣
自分のしたことが喜ばれると、大人も嬉しいですよね。
親しい人に心から褒められると幸せな気分になり、やる気もアップするもの。
ここでは、子供に褒め言葉を伝えるときに気を付けたい、大切なポイントについて紹介します。
褒めるときは具体的なポイントを伝える
子供に任せたお手伝いが無事にできたとき、
「よくできたね」「すごいね」「上手だね」
といった褒め言葉にプラスして、
「どんなところが」「どのように」良かったのか、といった具体的なポイントを子供に伝えることで、
子供は新しく覚えた仕事やスキルを、より上達させるヒントを得ることができます。
たとえば・・・
広げっぱなしになっていた新聞を子供が片づけてくれたとき、
「綺麗に、たたんでおいてくれたんだね。ありがとう」
「新聞は広げておいたら場所をとるから、片づけてくれて助かるよ」
「使い終わったら片づけると、お部屋がすっきりして気持ちいいね」
「ママは嬉しいよ」
などなど。
具体的に褒められることで、子供はまた「次に繰り返すと良い行動」の手がかりをつかめます。
お手伝いの間は「子供扱い」を控える
人は、「できる人」として信じられたり扱われると、思った以上の力を発揮できることが実際に多くあります。
子供が家事の手伝いに取り組んでいるとき、たとえば食事のとき食器を並べていたら、
「素敵な食卓のコーディネーターさん」
といった呼び方をしてみます。
「その仕事が上手な人」として扱われると、単に「それ、やって」というときよりも、お手伝いの仕事の質もやる気もアップする効果が♪
手伝いをしない子供がやる気になるコツ・おわりに
今回は、なかなか家事を手伝わない子供がやる気になって、楽しく上手に続けられる秘訣についての話題でした。
家事を手伝うことで子供たちは、自分の空間に対する責任感や、生涯を通じて必要になる基本的な生活スキルといった貴重なレッスンを学びます。
大人になると欠かせない生活スキルを身につけておくことは、子供の生きる力に繋がるのですね♪
また、家族みんなに役立つ仕事に貢献して喜ばれる体験は、家族の絆や子供の自信を強めるでしょう。
子供が楽しく参加できる「お手伝い」のアイデアを、気軽に家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。
いつかは親元を離れる子供。成人して自力で生活するための基本的な力を、子供のうちから少しずつ培う環境づくりをしてあげたいですね!