賢い子,共通点,幼児期

子供が自信をもって親離れできるためにも、昔から「かわいい子には旅をさせよ」といわれます。
 
「親の甘いは子に毒薬」ともいうそうですが、子供がたくましく成長していくためには適度な苦労や困難の体験も大切だということ。
 
今回は、将来にわたって子供の「生きる力」になる自信や自尊心を育てるために日ごろから実践できる秘訣についての話題です。
 

子供の自信を育てるために

 

うまく行かない体験は成長のチャンス

 
好奇心旺盛な子供は、大人からみて「やめたほうがいい」ことも次々やってみたがるもの。
 
高いところに登りたがったり不安定な場所に立ちたがったり、親としては怪我を心配して「危ないから、やめなさい!」と、つい言いたくなりますが…
 
この、少しコワいながらも「やってみたい」行動を試してみる体験は、子供が「自分は、やれる!」と信じる力を伸ばすことにつながります。
 
たとえ失敗して嫌な思いや痛い思いをした場合でも、
 
「次は、どうしたらもっと上手くやれるか」
 
いろいろな行動の選択肢をクリエイティブに作り出す力を、子供は本来持ち合わせています。
 
親としては、子供が痛い思いをしないよう、すぐに口や手を出したくなる場面でも、安全には目を光らせつつ
 
子供の「やってみたい」思いを尊重し、一歩引いて見守る
 
ことが大切なのですね。
 
子供のやり方ではうまく行きそうにない・失敗が目に見えているような場合でも、
 
親が先回りして子供に失敗の体験をさせない

子供が本来持っているクリエイティブな力が発揮される機会が奪われる

「やってみたい」という気持ちがダウン・新しいことに挑戦したがらない傾向を助長

できた・できないに関わらず「やってみた」体験から得られる子供の自信が育つ機会を失う
 
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ですから、安全には配慮しながらも、幼少時のちょっとした失敗や痛みの経験は
 
「子供の自尊心を伸ばすチャンス」
 
だと捉え、即座に口や手を出し過ぎない
 
ことを心がけていきたいです(親としての自分自身に言い聞かせています…笑)
 

家の手伝いを子供が自分で選び、やり遂げる体験が効果的

 
家の手伝いのなかで、子供に任せられる仕事の選択肢を用意し、子供が「やってみたい」というものを選ばせてみましょう。
 
その日「やる」と子供が決めたことは、最後までやり遂げる約束を最初にするのが大切なポイントです。
 
家族や周りの人のためになる仕事を自分で選び、チャレンジしてやり遂げた!という体験は、子供が自信がつけるうえで大きな助けになります。
 
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自分で責任を持つと決めた仕事が「できた・やり遂げられた!」という体験の積み重ね

子供が自分自身を信頼する力・自尊心になると同時に、「自分が生きる世界」に対しても、楽しくて素敵なところだと信じられる効果
 
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このように、自分が生きる世界に対する信頼感が子供時代に育つことで、子供の自信・自尊心とともに人生全般の「やる気」につながります♪
 
※ここで、仕事の出来栄えに関するダメ出しはNGです!
 
大人目線の「きれいな結果」にこだわってしまうと、つい子供の挑戦のチャンスに割り込んでしまいがちですが、子供のためになるのはチャレンジのプロセスを「後押し」する関わり。
 
子供の仕事のやり方について改善点を指摘する場合は、がんばって取り組んだプロセスを認めたうえで伝えるのがおすすめです。
 

子供の自信が育つ秘訣・おわりに

 
親としては、かわいい我が子が手間取っていたら口や手を出して助けたくなる場面でも、一歩引いて見守る冷静さが大切なのですね。
 
◆ 子供が新しいことにチャレンジするとき、親の役割は「解決のヒント」を与えるところまで。
 
◆ 子供が挑戦してみたいことに伴う課題を、親が先回りして解決しようとしない。
 
◆ 子供が助けを求めてきたら、「この前、それと似てるの、上手にできてたね~」といった感じで、子供が「自分は、できる」という気分を思い出すサポートを!
 
大切なのは、「良い・悪い」や、「できる・できない」といった判断とは別物の、「どんなときも変わらない価値ある自分」という感覚が育つこと。
 
思うように行かなかったときも、だいじょうぶ。また、やってみればいい。自分にできることが必ずある。
 
といった、自分への信頼感・自信が子供の心に育つよう後押ししたいですね
( ˘͈ ᵕ ˘͈ )♡