自己肯定感アップの習慣・アファメーション

「自分は、十分ではない」と自己肯定できず、「何か欠けている」と劣等感に悩む。日本人の特性として、自己肯定感が低い傾向が指摘されていますよね。
 
自分の存在価値や能力を信じられなければ人間関係でも消極的になりがちで、成長のチャンスを逃してしまいます。
 
自己肯定できない辛さやデメリットの解消法について、みていきましょう。
 

劣等感の原因と克服のための方法

 

劣等感や不足感を抱える原因

 
乳幼児の時期・子供時代は、大人の世話がなければ生きることができません。養育者に依存する必要があるので、身近な大人の言葉に繊細・敏感に反応しやすいのです。
 
そのため、幼少期に親や先生が何気なく使った言葉が心に大きな打撃を与える場合もあります。
 
親から否定された・拒絶された、と子供の頃に感じた体験は、親のほうは忘れているような些細なことでも将来にわたって
 
「人から拒絶(否定)されるのがこわい」
 
という無意識の心の傷として残っているケースも多くみられます。
 

劣等感を克服するための考え方

 
劣等感を手放し自分自身への信頼感や肯定感を育むには、
 
「自分は十分ではない」という思い込みが、最初からあったわけではない
 
ということを理解するのが大切です。
 
劣等感がつくられる原因は、幼少期に身近にいた大人の言動にルーツがある場合が多く、
 
自己への否定感情は、どこかの時点で誰かの言動を受けて「思い込んだこと」
 
つまり、
 
否定的な自己概念は、「思い込み」であって「真実」ではありません。この考え方を、いつも思い出しましょう。
 

劣等感のメンタルブロックで人間関係に疲れる

 
親や先生など、幼少期に依存の対象だった大人から否定された、拒絶された、と子供の頃に感じた体験は、大人のほうは全く覚えていないような些細なことでも、
 
子供の心には将来にわたって「拒絶されるのがこわい」という無意識の心の傷として刻まれている例も少なくありません。
 
依存している大人から、拒絶された(と感じた)→大切に扱われなかった→自分は価値のない存在
 
といった思い込みが子供心に刷り込まれると、
 
成長後、本人も気づかないうちに人間関係で心の壁をつくっていて(拒絶されて傷つくのがこわいという無意識のブロック)
 
もっと打ち解けたいと思っているのに、なかなかできない… と思い悩んだり、人との適切な距離感の取り方がわからなくなり、変に気をつかい過ぎて疲れてしまう
 
などと悩むことになりがちなのですね。
 

低い自己肯定感・劣等感を克服する方法:アファメーション

 
ぜひ、声に出して言ってみてください。
 
自分が抱えている劣等感は「思い込み」であって「真実」ではない
 
自分の思い込みですから、思いを変えることは自分の自由です。
 
長年慣れ親しんできた思いグセを変えるには、それなりに時間がかかる場合も多いですが、
 
望ましい習慣を身につけるために有効なのは「繰り返すこと」です。
 
人生を好転させるための方法として、自分に合った「アファメーション」を繰り返すことは広く活用されているアプローチ。
 
「アファメーション=肯定的な自己宣言。ポジティブな言葉を自分に語りかけ、行動及び人生に望ましい変化を起こす技術」
 
・・・
 
アファメーションとは? 詳しい実践法はこちらの記事で

 
自分にとって、リラックスできて心地よさを感じられるアファメーションの文言であれば、そのイメージを楽しむことを日々続けるごとに、そのイメージに沿った変化が現実生活のなかに見え始めます。
 

自己肯定感を高めるアファメーションの例

 
「私は、大切な存在です」
 
「私は、世界に唯一無二の自分を愛し、尊重しています」
 
「私は毎日自分の良さを見つけて、心が弾みます」
 
「私は日々、自分のより良い変化に気づき誇らしい」
 

 

自己肯定できない悩みが軽くなるアイデア

 
幸せでありたい・愛情に満ち溢れた人生を過ごしたい。
 
誰もが抱く当然の願いなのに、自己肯定できない心境では幸せが遠のいてしまいます。自分を否定しがちな悩みが軽くなるアイデアとは?
 

自分の価値に気づくヒント:自分だけの宇宙

 
「自分だけの宇宙」という考え方は、スピリチュアルな話題で語られることが多く、個人的に好きなアイデアです♪
 
どういうことかというと、
 
「誰もが一人ひとり、その存在を誰とも交換できない特別な存在」
 
つまり、一人ひとりの人生の時間は、その人だけしか体験できない、まさにオンリーワンの貴重なもの。
 
その、オンリーワンの体験から生まれる価値を世界に提供できるのは、その人一人しかいません。
 
アファメーションの例文にもありましたが、「世界に唯一無二の自分」です。
 
それなのに、自分への自信・自尊心が不足していることに悩んでいる人は、(私自身も含め)非常に多い現実。
 
自尊心が低い状態が慢性的に続くことは、精神面にも悪い影響が。
 
自己批判・自己嫌悪の考えや、物事を実際以上にネガティブに捉える傾向によって心が辛くなりがちで、ストレスの負荷が溜まると不安や抑うつを招く原因にもなりますから、
 
自己肯定感を高めるアファメーションなども活用しながら「唯一無二の自分」に対する肯定感を育てていきたいですね!
 

劣等感の原因と克服のための方法・おわりに

 
現状よりも、本当に自分が望む人生へと前進するには、
 
「自分は十分ではない」という思い込みが、最初からあったわけではない
 
と、気づくことが大切!思い出してください。
 
否定的な自己概念は、「思い込み」であって「真実」ではありません。
 
自分への信頼や肯定を感じるのに苦労する瞬間は度々やってきますが、
 
「自分は、より良い人生に値する」という信念を深めることは、人生を望むほうへ前進させるために大変有益にはたらきます。