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お子さんに、将来の夢を尋ねたことはありますか?子供が何かやりたいことを見つけて、どんな道を目指すことになるとしても、低学年のうちに鍛えておきたい大事な力は国語力だといわれます。
 
物事を観察して気づいたことを、言葉で整理できないままでは何事にも理解が深まりにくいですし、知っている言葉が少な過ぎるままでは、人とのコミュニケーションにも支障が出てきます。
 
これからの勉強にも社会生活にも基礎となる国語力を、低学年のうちからアップさせるために大切なポイントとは
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勉強できる子とできない子の差は低学年の国語力に始まる?

 
低学年の勉強でも差が出てくるのは、時計の「時間と時刻」あたりで最初のつまずきが見られたりしますが、やはり読解力に関する困難がネックになる例が多いようです。
 
たとえば国語であれば「音読」も、話の流れが理解できている子のほうがスラスラとスムーズに読めるもの。
 
また、算数では文章問題になると、読解力が不足しているために問題そのものの意味が分からないので、当然回答できない…というケースも。
 
読解力に関しては、小さい時から本に親しみ、文章を読むことに慣れていることがプラスに働きます。
 
低学年の時点で、あまり読書に興味を示さない子の場合も、身近な家族が
 
「本って良いものだ。読書は楽しい、素晴らしい」
 
ということを態度や行動で示していたら、本に親近感を持ちやすいです。
 
もっと子供を本好きにさせたい!という場合は、ママや家族など、子供さんにとって身近な存在が読書を楽しんでいる姿を日頃から見せてあげてくださいね☆
 

低学年の子の国語力(読解力や作文力)を高めるために

 
語彙力と作文の力は、全ての教科に共通する学力の土台になりますから、学校だけではなく家庭内でも、たくさんの言葉に楽しく触れている体験が大切になります。
 
外から吸収した言葉を、自分の内から表現する作文の力は、8歳前後で能力がほぼ固定するのだという説も。
 
そのため、低学年の間に国語力・読解力の基礎を育む練習が不足してしまうと、学力面での差が顕著に開き(おそらく日常のコミュニケーション面でも)不利になるということ。
 
大切なのは、
 
「語彙力を増やして、考えたことを言葉で表現する」といった練習を低学年のうちから日常生活に組み込む工夫です。
 
語彙力習得を助ける読書の習慣や、子供がその日に体験したことを自分の言葉で表現する時間を日々大切にする等、国語的な力の成長を後押ししてあげることが、家庭のなかでも本当に重要なのですね!
 
子供が大きくなってきて、自分で図鑑などを見るようになったため、
 
親が「読み聞かせ」してあげる時間が減った…
 
という状況もあるかもしれませんが、時には一冊の本を親子で並んで一緒に読んでみる時間も、おすすめです。
 
低学年の子供だって学校生活のストレスを大なり小なり抱えていますから、親子でリラックスして同じ本に向き合う時間・やさしい癒しタイムを、ぜひ☆
 
幸せな読書体験の思い出は、子供さんにとって、本や読書に対する親近感が増す助けにもなるはずです。
 
読書タイムの終わりには、その本を通じて子供が抱いた思いや感情について優しく聴くようにし、(たとえ少しでも)表現を促すと良いでしょう。
 

低学年の間に国語力の基礎固めを~おわりに

 
今回は、低学年のうちに鍛えておきたい国語の力(読解力・表現力・作文力)についての話題でした。
 
学力面だけではなく、子供の「生きる力」全般に大きく関わる国語的な力の成長を後押しすることは、家庭のなかでも非常に大切。
 
具体的には、いろいろなジャンルの本を子供が手に取る機会をサポートしたり、本を読むときには文章のなかから「ここが大切だと思う」という部分を見つける練習をするよう促してあげることが効果的です。
 
そして、学びが定着するコツとして「人に教える体験」は大変有効ですから、子供さんが自分なりに学んだことを、ママやパパに教えて「アウトプット」する機会を多く持ってくださいね♪