瞑想と内省の違いを紐解く・内省についての名言

B!

「瞑想がマスターされると、心は風の無い場所に置かれたろうそくの炎のように揺るぎないものになる」
(バガヴァッド・ギータより)

「最も成熟した人の洞察力は、外部を研究することによってではなく、内省から来ている」
-Hugh Downs

瞑想と内省の違いは?

瞑想は、心を見つめて観察することを通し、揺るぎない静けさ、穏やかで平和な心の状態へ向かうもの。

それに対して内省は、自分の内面を「調べたうえで考える」という意味合いが大きい印象です。

心から距離を置き、介入や操作なしに「見つめて、気づく」のが瞑想なら、より積極的に心へ介入することで、より良い考えを検討するのが内省。

また、瞑想は「今」にとどまるのに対し、内省は、洞察を得て前向きに進むために、未来や過去も含めて思考を深めている気がします。

静かに内面へ向き合うという行為として、似ている気がする瞑想と内省ですが、改めて見直してみると大きく違っていて「同時進行」では成立しないように思われます。

内省についての名言

◇調べて確かめることをしない人生は、生きる価値がない。‐ソクラテス
(The unexamined life is not worth living. )

◇これまで存在した最も賢い人の哲学は、主に内省の行為に由来する。‐William Godwin

これらの名言からは、内省が哲学的に思索を深める行為を言い表すという印象を受けます。

一方、

◇知恵は、正直な内省によってのみ得ることができます。
‐Nirmala Srivastava

こちらは、ヨガの指導者の言葉。「正直な」内省が大切なのだと語られています。

瞑想と内省の違いについて・おわりに

瞑想を通して、心の状態を静かに整える習慣は、内省を適切に行うことができる良好な精神状態をつくる役に立つ

と考えました。(心がぐちゃぐちゃしたまま内省を試みると、時にネガティブ思考の暴走を招いて有害な場合もあるため)

瞑想で心を見つめて得られた気づきを、判断なく受け止める。そのうえで、落ち着いた心の状態での内省を通して、前向きな反省や計画のプロセスが進んでいく。

前から気になっていて、今回あらためて確認した「瞑想と内省の違い」

自分なりに腑に落ちた内容も踏まえて、日々の瞑想と「正直で適切な」内省を重ねていきたいと思いました!

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