マインドフルネスを日常に取り入れるとは、
『好奇心をもちつつ、判断を外して、現在の瞬間に向き合う』
そのような状態を日々の合間に、意識的に選ぶことだと言えます。
『判断』を手放すマインドフルネスの練習でストレス軽減
「心ここにあらず」は頻繁に起きている
私たちの心は過ぎたことを後悔したり、ネガティブな妄想にふけって心配することで
「心ここにあらず」
の状態に陥り、いっぱいいっぱいになりがちです。→「マインドフルネス」ではなく「マインドがフル(いっぱいいっぱい)」
マインドフルネスの練習を通して、「今この瞬間」へ集中するすっきりとした心地良さを覚えると、
今できることに集中して取り組めば、改善のための最善策が見えやすくなる
という気づきが得られるため、今できる『スモールステップ』がひとつひとつ積み上っていく好転の実感が増えます。
判断すると感情は激化する
不意に嫌な出来事があったとき、瞬間的に激しい感情が湧き出る反応は自然ですが、人は感情に圧倒されるとき、より良く思考する力や判断力が曇ってしまいます。
私たちの感情は、身に降りかかったことに否定的な意味づけをしたとき、悪いほうへ加速。
誰かの一言にカチンときたときは、「悪意ある言葉」と決めつけていたり、過去の嫌だった体験と関連づけて自分のなかで不快感を増大させていたりします。
記憶と感情は密接に関係
過去の記憶や主観的な判断はいったん脇に置いて、今ここの考えや感情に注意深くなることで余分なストレスが軽くなります。
なぜなら、ストレスが溜まる考え方は、過去の記憶による無意識的なパターンに影響されていることが多いからです。
マインドフルネスの練習でストレス軽減
体験に基づく判断は一度外して、現在の瞬間だけに注意を向ける。
そのようなマインドフルネスの練習を通して、過去に囚われ制限された「こういうものだ」「こうでなければ」といった思い込み・信念が日に日に軽くなります。
自由な発想力が開けてくるので、今まで無理だと決めつけていた行動に着手できたり、新しい改善策が見つかるなど、好転に気づくことが増えるでしょう。
マインドフルネスの練習を始めるタイミング
マインドフルネスがストレス対策として効果的なことは広く知られていますが、練習するなら、状況がひどく大変になる前に始めることをお勧めします。
難しい局面のときに、初めてマインドフルネスを試して「うまくいかない」と決めてしまうのは残念ですから、
ぜひ、毎日のなかに少しずつマインドフルネスの習慣を取り入れ始めましょう。