今ここでフォーカスしたいことに集中力が高まり、心身が効率的に働いて、すっきりと冴えている『すがすがしい』感覚。
そんな、マインドフルネスな状態と対極にあるのは、
忘れたい、考えたくない不快な思いが繰り返しグルグルと頭を駆け巡る「反芻(はんすう)思考」といわれる状態です。
嫌なストレス状態からスムーズに回復するうえで、大変役に立つマインドフルネスの始め方・最初の一歩の話題です。
反芻思考によるストレスを軽減するマインドフルネスの始め方
-嫌だった体験のストレスを何とか解消したいための内面の働きとして
または、
-同じストレス体験をしないよう自分を守るための本能の働きとして
などの理由で繰り広げられるネガティブ思考のループは、
行き過ぎると「うつ」の原因にもなり健康に有害なため、心を休める対策が重要になります。
呼吸と感情は連動し、意識的にゆったり呼吸を整えることで
心の落ち着き、穏やかさ、集中力や円満な対人関係など好転の流れを招きます。
とはいえ、いきなり呼吸だけに集中といわれても最初は戸惑うことも多いため、
字を書くとき、歯を磨くとき、野菜を切るとき、食べ物を噛むとき、色を塗るとき
・・・
といった、日常の動作の何かひとつに、最初は1分~数分だけでも
意図的に集中してみることを試してみてください。
何か考えが浮かんできたら、
→
考えが「あるな~」
→
気づいたからOK♪
→
今の動作へ意識を戻します。
-浮かんできた考えに引っ張られて、思考がグルグルしてしまうときの心の状態。
-考えに気づいて、脇に置いておくことを選ぶ心の状態。
その違いを味わってみましょう。
反芻思考とマインドフルネス・おわりに
「今・ここ」に集中していて、過去や未来へ心がさまよわない、
この瞬間のマインドフルネスな爽快感に馴染んできたら、それを、ぜひ日常の習慣に。
いま本当に大切なことへの集中力が磨かれると、余分なストレスは減ってスムーズに進むことが増えるので、おすすめです。