反抗期の子どもに親はどう接するのが正解?「反抗期は成長の証なので冷静に見守ろう」と言われますが… あまりにひどい子供の態度を見ると、現実は無理な瞬間が多いですよね。
正論や理性ではコントロールしにくい、親のストレスが限界寸前のとき。小学生の中間反抗期の特徴と、無理のない親の対応のヒントをお伝えします。
小学生の反抗期(中間反抗期)の特徴
子供の成長段階が進むとともに、「かわいい」だけではない、「反抗期⁈ 扱いにくいな~」という場面も増えてきますよね。
反抗期はいつからいつまで?
小学生が扱いにくい時期として、低学年の中間反抗期と高学年の前思春期があります。
中間反抗期は小学校1年生前後から始まり、だいたい4年生くらいで落ち着く場合が多く、年齢としては8〜10歳頃に当たります。
前思春期は、その後から6年生頃、年齢としては10歳〜12歳くらいです。
中間反抗期の特徴
中間反抗期といわれる小学校低学年頃は、身体の成長・体力などに加えて、理論立てて考える力も伸びていく時期にあたります。
もっと幼少のイヤイヤ期では、泣いたりわめいたりする自己主張だったのに対し、中間反抗期の頃の子は、自分で「わかる」「動ける」
そして、言葉で主張する能力も育っているので、大人に対して口答えが目立つようになる子も少なくありません。
前思春期の特徴
前思春期は、「10歳の壁」などと表現されるように、高学年へ向かう子供の自立心が強化されているサイン。
それとともに、身体的な発育・ホルモンバランスの変化ともかかわり、自分の内のアンバランスさに子供自身、体験したことのない戸惑いを抱えています。
周りと自分を比べて自信を失ったり、いわゆる「ちょっと悪い」交友関係に憧れて問題行動が増えるといった状況がみられやすい時期になります。
反抗期に疲れた!ストレス限界の親はどうしたらいいの?
子育てママだって、家庭の主婦だけではない自分の世界があり、すべて順調ではない状況や「いっぱいいっぱい」なときだってあります。
家のこと・外のこと… ぐったり疲れたタイミングで、理不尽に反抗的な子供と向き合わなければならないときは、
「もう、いいかげんにして!」と、投げ出したい気分もあるかもしれません。そんなときの具体策について、みていきましょう。
反抗期の子供を嫌いになりそうな時の心理
「うるさい」「関係ないじゃん」など、乱暴な口調で言葉を投げつけられると、
「相手は子供」と頭ではわかっていても、どうにも感情がおさまらないとき。
これは、
今は親だけど、「昔は子供だった自分」が、心の中で刺激されて前に出てきている。
そんなふうにも考えられます。
激しい怒りや悲しみ・子供を見て感情が乱れる理由
言語を使いこなす能力が未熟な子供時代に強い感情を覚えた出来事は、体験の記憶として心の深いところに残ります。
大人になっても母親になってからも、子供の頃の思い出は消えずにあって、特に、
嫌だった・不快だった体験
に関しては、同じ状況を避けて身を守ろうとする本能の働きによって、より強いインパクトをもって記憶に刻まれています。
つまり、子供時代に嫌だった・傷ついた体験は、表面的な意識では忘れていても、
「同じ傷を負わないように」と安全を守りたい本能によって、記憶の深いところには消えずに刻まれているということ。
そして、子育てのなかでは、心の奥深くに眠る「傷」に関わる記憶が刺激されることが少なくありません。
子供時代の心の傷が刺激されるとき
本当は、子供と親の関係性で、子供が間違うシーンでは親として冷静に対応したい。
ところが、
我が子と、子供だった自分
の関係性になると、子供だった自分が過去に我慢して辛かったことを、
平然と好き勝手に主張する我が子の様子を見て、
「許せない!」という気持ちが、制御できないくらい強く出ることもあります。
我慢して辛かったこと
の他にも、思い出すと後悔を感じることなど、
何かしら心の傷が消えていないテーマに関連した場面で、子供がヒドい態度を見せるときは心が揺れる。
とても冷静ではいられない心境になります。
ストレスシーンでは「ダメージを最小に」が得策
反抗的な子供との関わりで、もうストレス爆発しそうなときには、
親として、ちゃんと教えなきゃ。正しい態度で。
という正論は、いったん横に置いたほうがいいです。
・ストレスを感じるシーンを長引かせない
・親子関係のダメージが最小限になる行動を選ぶ
以下で、少し詳しく見ていきましょう。
反抗期の子に何もしてあげたくない!親の対応の具体策
子供の言動に対して、どうしようもなく不快感を覚えたときは、その嫌な感情が大きくなる前に、ご自分に合ったクールダウンのための行動を選びましょう。
怒り、イライラが爆発しそうなとき
乱暴な言葉や親を馬鹿にしたり軽視したような態度を子供が取るとき、
わからせてやろう、こっちが正しいと証明してやろう
そんなふうに、親のほうが「勝つ」ことを選ぶと、
子供が言い返せず黙る、または反発して暴力的になる、関係も悪くなって更にストレス。
よけいに苦労する流れになりやすいです。
この状況で大事なポイントは、その場の炎上を止めること。
‐いったん一人で外に出る
‐別の部屋に行く
‐お風呂やトイレに入る
‐深呼吸する
‐体を動かす…
などの行動を試してください。一歩下がって落ち着く時間をもつことが「鎮火」のための効果的な行動です。
反抗期の子供への具体策(ヒント)
「その言い方、なんなの!」と、論破モードに入るとヒートアップ
→
「一回離れるね」「あとで話そう」と、一人になれる場でリフレッシュ
ポイントは、
・言い合いを長引かせず、短く終わらせる
・無理なときは、いったん離れる
気分を切り替えるための行動は、慣れるまで何度か実行することで、私自身スムーズに感情が落ち着くようになりました。
ママのセルフケアも大切
そして、忘れてはいけないのはママ自身のセルフケアですね!
子供や家族のお世話で忙しすぎて、なかなか自分自身のニーズに気を配れない状況が長く続くと、後々になって体調や心のバランスに支障が出る場合も。
余裕を失うと、子育てストレスを感じる状況に対処することも一層つらく、大変になってしまいます。
休めているか・体に良いことができているか(栄養バランス、ストレッチなどで体をほぐす、眠りやすい工夫など)
いま一度、どうか見直してみてくださいね♡
小学生の子供の反抗期に疲れたとき・おわりに
子どもの反抗期に母親として体験しやすいストレスの話題でした。
「もう、子供に何もしてあげたくない…」という気分になっても無理はない理不尽なシーン。きっと度々ありますよね。
母子の関係が密接だからこそ、母親が自分でも気づかないまま抱えている未解決の深い悩みについて、
我が子を通して気づかされる瞬間が度々あるんだな、と、しみじみ思います。
我が子に対しては、つい即座に反応しがちなのですが、クールダウンに役立つ対処法の例は、
‐いったん一人で外に出る
‐別の部屋に行く
‐お風呂やトイレに入る
‐深呼吸する
‐軽く体を動かす
(簡単なストレッチ等)
参考にされてください。
追記:
子育てのなかで感情のコントロールを失いそうなとき、
「子供は呼び鈴(チャイム)を押しただけ。どのように応答するかは、完全に私の選択しだい」
という言葉に「なるほど」と思ったときがありました。
海外の子育てコーチング的な話題で見つけた言葉だったと思うのですが、ポイントは、
反抗的な子供の言動は、不意に「ピンポーン」とチャイムが鳴ったときだと考えなさい
ということです。たとえば、自宅の玄関のチャイムが鳴ったときを想像すると、
「ピンポーン」と呼び鈴が鳴って、いきなりドアを開けることは無いのではないでしょうか。
相手はどんな様子か、どのような要件なのか
応答する前にインターホンなどで確認したうえで、ドアを開けて対応するか、場合によっては応答しない・帰ってもらう等、自分の態度を決めます。
そのようなイメージで、
子供は、子どものタイミングで・子供なりのやり方で呼び鈴を押した
→
もし「嫌だな」と感じた場合は、ひと呼吸置いて「どのように応答するかは、自分で選ぶ」と。
なにかヒントになりましたら、嬉しいです。