
自分がうまくやれた結果や、努力した成果などに対して、周囲からも評価してもらえたら嬉しいものですよね♪
人の根本的な欲求として他者から「認められたい」という思いは誰にもあるもの。
否定的な反応も、無視よりはマシだと捉えられますが、とはいえ「ダメ出し」ばかりの相手と接する機会が多い状況ではストレスも溜まってしまいます・・・
そこで今回は、ダメ出しされてへこむ時に有効な考え方や対策について見ていきましょう。
もくじ
セルフイメージが快適なら人のダメ出しにへこまない
「あなたができると思うなら、あるいはできないと思うなら、いずれにしても、あなたは正しい(あなたは『自分で思うようなあなた』になる)」といった有名な言葉があります。
(自動車王・ヘンリーフォードの名言)
ビジネスや仕事、人間関係など人生全般において、幸せな成功の秘訣は
「いかに自画像を描くか」
つまり、自分に対するセルフイメージが、人生の幸福度や成功を決定づけるのだと教えられます。
自分自身に対するセルフイメージが快適で、内側から満ちてくる心地良い感情で内面が潤った状態なら、他人のダメ出しや人からの評価といった外からの刺激が来た時にも「バリア」のように機能して、大きなダメージを受けずに済むのですね。
それでは、快適なセルフイメージに整えるための効果的な秘訣とは、どのようなことがあるのでしょうか。
セルフイメージの快適度を上げるコツ
ここからは、自分に対して「どう思っているか」という「セルフイメージ」について、より具体的に掘り下げていきましょう。
自分への否定的なイメージが招く現実
「自分は仕事が遅い」と思っている人は、本当にそのように(仕事の効率が悪い状況に)なっている可能性が高まります。
「できない」と信じながら、そのことができるようになる可能性は低くなりがちですから、
「できない自分」「うまくやれない自分」
のイメージを信じているときには、スムーズな進行を妨げる要因が次々と現れやすく、本当に難しい現実がつくられるケースが多くみられます。
仕事も人間関係もうまく行く秘訣
仕事でも人間関係でも、うまくいきやすい人の特徴として欠かせない要素とは、
「成功することを信頼する人」
あまりにシンプルな理屈ですが、失敗することを予想する人よりも成功へ向かう期待感を持つ人のほうが実際に成功の可能性が高いことがわかっています。
確かに、成功のイメージを持続的に抱いていれば行動へのエネルギーも湧きやすいですし、嬉しい結果を信頼する明るい心境なら視界も開けて良いアイデアにも恵まれるはず。
肯定的な期待は、ある種の「自己実現預言」として機能していて、成功することを期待する人は本当に成功する可能性が高いため、さらに成功への期待を維持し、「できる自分」というイメージへの信頼を強くして行くのだと説明されます。
快適なセルフイメージをつくるために
まず、大切なファーストステップは「気づくこと」から始まります。
否定的なセルフイメージに気づくことさえできれば、感情に巻き込まれず『ひと呼吸』できます。
私たちは度々、自分を否定するようなイメージを内面で繰り返し抱いてしまいがちですが、そのイメージが「思い込み」として強いものになるうちに、望まない否定的な展開を本当に招いてしまいます。
ですから、自分自身に対して否定的なイメージを強めているときには、その自分を責めたり否定して更に落ち込むかわりに、
「まずは、気づいて良かった~」
と、ホッと一息ついてみましょう。このように、
「今はまず、気づけたことが収穫だね」
「どうすれば良いほうへ向かうか探ってみよう」
といった肯定的な言葉がけを、自分に対して行うことも、セルフイメージの快適度を高めるために大変有効です。
以下では、自分に対する肯定的な言葉がけ・セルフトークについて、さらに詳しく見ていきましょう。
セルフトークとは?人生を大きく左右する「心のつぶやき」
心で、絶えず繰り返されている言葉。実は私たちが「意識」できている範囲は、ほんの一部だけなのですね。
知らないうちに、無意識下で、まさに絶え間なく何万回ともいわれる
「心のつぶやき」
が、繰り広げられているというのです。そして、その「心のつぶやき」は、人の思考や感情、行動に特徴として出てきます。
たとえば・・・
なんとなく人の視線を感じるときに、
「何か、自分に変なところがあるのかな…」 と、人目を避けたい衝動を強く感じる場合には、
「自分は注目に値しない」
「見られるとしたら否定されるべきところがあるから」
などなど、自信を持てない「つぶやき」が普段から心にあるサイン。人によっては、視線を感じたら、
「今日の自分は、いい感じなのかな ♪」
と、より積極的に人の輪のなかへ入りたくなるケースもあり得るわけです。
「なんとなく、人の視線を感じた」という、同じ事実に対して、出てくる反応は人によって大きく異なるという現実。
その違いを生み出すものは?というと、
「事実に対して、どのような意味づけをしたか」
というポイントです。
「人からの視線」に対して、「自分に対する否定」といった意味として捉えた場合には、それを避けたいと感じるのも自然なこと。
一方、「人からの視線」に対して、「自分に対する称賛」と捉えた場合には、前向きな行動のモチベーションが上がるかもしれません。
ここでは「人からの視線」という例で見てみましたが、日常の様々なシーンで起きる
「とある、同じ事実」
に対して人それぞれが、自分なりの「意味付け」を行いながら、気分が良くなったり悪くなったりしているのですね…!
その「意味付け」の傾向が、悲観的に見えることが極端に多いとき、「マイナス思考」などと呼ばれます。
そういった、事実に対する「意味付け」は、ふだん心の中で繰り返されている言葉:
「心のつぶやき」や「セルフトーク」
と呼ばれるものによって、傾向づけられます。
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うまくいかないな~、と気分が悪くなったり、自分を責めてしまいそうなときには、
「このような状態は、自分らしくないぞ」
「次は、違うアプローチを試してみよう。」
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思うように事が運ない状況に直面した場合でも、上記のようにセルフイメージを下げないセルフトークを意識することが大切。
「心のつぶやき」は、一日に何万回も、無意識下で繰り返されています。
一日あたり何万回、つまり日々の繰り返しによって大変な数のリピート再生が継続されるうちに、当然ながら強烈な「クセ」となって、その人の思考や感情、行動、そして人生全般にわたって影響しますから、適切にメンテナンスしたいですね…☆
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また、ダメ出しなど否定的な言葉を人から投げかけられたときには、どうしても気持ちが落ち込むほうへ考えてしまい、ネガティブな思考が止まらない…! という場面も、時にはあるかもしれません。
そのようなときには、ぜひ、次の言葉を自分へかけてあげてください…☆
思考と事実を、混同しないようにしよう
思っていることと事実が同じであるとは限りません(むしろ違う場合が多いはず)
何か思わしくない出来事に直面したとき、自分を責めて自己批判の言葉を心で繰り返していることに気づいたらすぐに、起きている事実を静かに紙に書きだし、それを見つめ、
「これは考えであり、事実ではない」
と、自分に思い出させることも、必要以上に「へこまない」ための、非常に有効なアプローチです。
ダメ出しされてへこむ時の対策・おわりに
肯定的なセルフイメージ(自己イメージ)を構築するための具体的な方法として、たとえ小さなものでも成功体験を積み重ねることが有効だと知られています。
規模の大小にかかわらず、「成功」を味わうことで脳は「幸せホルモン」を放出するのですね。
すると、気分も良くなりますから更に前向きな挑戦へ向かうエネルギーが高まり、着実なステップアップのための行動へとつながります。
そのように動いていける自分の「セルフイメージ」は、快適度を増していくことでしょう。
今日も、ありがとうございます
( ˘͈ ᵕ ˘͈ )♡