小学校低学年くらいまでの年頃に、周囲にもわかるくらい得意なことや才能の芽が見つかる子は、得意分野を伸ばして能力も自信も育ちやすいもの。
ですが、特に「これ!」というものが なかなか見つからない場合は…?
今回は、まだ得意分野が不明な段階でも、子どもが伸びる可能性の扉を開く「声かけ」についての話題です。
子供のやる気を刺激し才能を伸ばす言葉の習慣
幼少期から得意分野がはっきり見えている子は、周囲の大人も「おっ!すごいね~」と感心して協力するので、その能力を伸ばすための環境に恵まれやすいはず。
でも、特に「これ!」というものが、まだ見つかっていない場合でも、子供の力が伸びる扉を開く素敵な言葉があります^^
子供を伸ばすマジカルな言葉
何が得意か、まだはっきりとは見えていない子に対しても、ぜひ投げかけたい言葉とは、
「○○ちゃん、何か、良いモノ持ってるよね~」
一緒に歩いている時間など、機会があるたびに、さらっと伝えてみます。
「何かって、な~に?」という話になったら、
「あなたには、素敵なチカラがあるんだよ~。だんだん、はっきり見えてくるから。楽しみだね~♪」
という感じで、この会話は楽しい雰囲気で終わります。
親の言葉で子供の才能開花が促される理由
褒めて伸びる子育ては幸せだと思うけど、子供を褒めるポイントが、今は具体的に見つからない…という場合も、時にはあるかもしれません。
そんなときも、「あなたには、何か素敵なチカラがある♪」という言葉がけを、楽しい雰囲気で繰り返し伝えてあげましょう。
「ある」という前提を信じられれば、人の脳は「あるはず」のものを探そうとします。
反対に、「ある」と思えなければ、探そうとするモチベーションすら発生しません。
ママをはじめ、信頼する身近な大人から浴びせられる言葉の影響力は、子供の心にとって想像以上に莫大なもの!
その子のなかに素敵なチカラが「ある」と、笑顔のママが繰り返しで言ってくれたら、「ある」を信じる種が子供の心に芽生えます。
子供の人生の追い風になるパワーを含む言葉を、ぜひたくさん送り(贈り)たいですね♡
親子の会話・効果的な褒め方と逆効果になる例
子供を応援する言葉の習慣といえば、「褒め言葉」もはずせませんが、せっかくの褒め言葉も伝え方しだいで逆効果になる場合もあります。
たとえば、子供の行動のなかで「目に見えてできていること」は褒めやすい一方で、「できた結果」ばかりにフォーカスして褒めていると、
結果が良いと、親が喜ぶ・褒めてもらえる
→
結果を出せないときの自分は、ダメ・褒めてもらえない
という心理に子どもを陥らせることも。すると、
失敗=褒めてもらえないこと
を恐れる気持ちが大きくなって、簡単にできることしかチャレンジしたがらない傾向を誘発する場合もあります。
そのため、子供を褒める場面では目に見える結果だけでなく努力した姿、過程(プロセス)に、焦点を当てることも大切。
(例)「集中してがんばってたね~」 「楽しく取り組めたね」 などなど…
努力した行動について、たくさん「あっぱれ!」してもらえて嬉しかった体験は、自分から挑戦して頑張れる心の成長につながるでしょう☆
伸びる子を育てる言葉の習慣・まとめ
子供がママの話を素直にきいて、信じてくれる成長段階のうちに、
「あなたは、何か素敵なチカラを持ってる♪」という可能性の種を子供の心に置いてあげる親の行動は、子供にとって将来や人生全体の「やる気・元気」まで後押しする力を持つでしょう。
◆「(才能の芽が)きっとあるよ☆」 といった親の声かけ=子供の長所や得意なこと、能力の可能性を開くうえで、とても効果的
◆ 子供の得意や才能の芽が、具体的には見えていない段階でも、「自分には、きっと何かある!」という前提が心の深いところに育っている子供は、粘り強さを身に着ける
おわりに
「自分には力がある」と信じる心が育っていると、子供は新しい課題や困難に直面したときも、自信や行動力を発揮して行動できるもの。
難しく見えるチャレンジでも、不安より「やってみたい」エネルギーを燃やしやすいですから、「ある」のイメージをふくらませる親子の習慣は、子供の成長の可能性を大きく広げるアドバンテージになるでしょう。
また、人生好転の秘訣としても、自分が望むものが今はまだ手元には無い段階であっても、既に手に入れているイメージを楽しむことが大切だといわれます。
親子で、「きっとある♪」のイメージをワクワク楽しむ習慣で、日々の良いこと・ラッキーも増えそうですね
( ˘͈ ᵕ ˘͈ )♡